オリオンフラワー

 花の豆知識をつぶやく「おじさんの花知識」

記念すべき１回目の今日は、

今話題の「なでしこ」の花をご紹介します。

 

 

今、中国で来年のロンドン五輪出場を懸けてサッカー女子のアジア最終予選が開催されています。

なでしこは属名「ダイアンサス」。

ダイアンサスとは２つの言葉からできています。

ギリシャ語で「神」をあらわす神と、「押し花」をあらわすアンサスです。

古来から「美しい花・神聖な花」として崇められてきました。

 

日本では

「野辺見れば撫子の花咲きにけり　わが待つ秋は近づくらしも」

と万葉集にも歌われ、万葉の昔からナデシコの名で親しまれています。

秋の七草のひとつにもなっていますね。

 

なでしこの仲間（属）は、百余種を大きなグループに分かれています。

その中にはお馴染みのカーネーションも含まれています。

カーネーションは日本には徳川時代にオランダ人によって持ちこまれ、オランダナデシコの名で呼ばれています。

ナデシコの中で特に「カワラナデシコ」は別名「ヤマトナデシコ」とも呼ばれ、

サッカーチームの愛称もこれに起源しているのではないでしょうか。

 

多年草で日当たりのよい河原、山地、高原に自生し、辛抱強く咲く花の一種です。

先般のワールドカップで見せた辛抱強さと頑張るかわいい選手の姿は、「やまとなでしこ」の名称にぴったりでしたね。

 

おじさんの花知識。

次回お楽しみに♪

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