オリオンフラワー

ハナミズキが見ごろをむかえています。

店からちょっと歩いたところにある「朝日通り」は、約１㌔ほどの通り沿いにハナミズキ植えられています。

木は小さいのですが、一列にずらっと並んでいるのできれいな線になり、

青空の中とてもきれいなんです。

 

その朝日通りの近くに、

今、大河ドラマで人気の坂本龍馬に関係する場所があるとのことで行ってきました。

「日蓮宗妙清山清運寺」。

今までの景色と一変した落ち着いた雰囲気のお寺です。

入り口から出迎えてくれたのは、話題のあのお方。

 

―坂本龍馬（実物大？身長、約１７２㌢）

ファンにはたまらない、ツーショットの記念撮影ができます。

 

ここは龍馬のお墓！！

ではなく、龍馬の恋人の千葉佐那が眠っている場所です。

 

千葉佐那は、龍馬が土佐から江戸に剣術修行のために入門した千葉道場の姪っ子です。

龍馬は、佐那と一緒に剣を交え、腕をみがいていたといわれています。

佐那の龍馬への想いは、幕末の動乱の中で、成就することはありませんでした・・・

しかし、佐那は生涯彼だけを想い、独身で過ごしたそうです。

その彼女の想いがこのお墓の墓石裏には「龍馬室（＝妻）」と刻まれています。

 

一途な恋です・・・

 

ちなみに大河ドラマでは、剣術の強さと同じように、一途に彼を想っていた佐那を

貫地谷しほりさんが凛と演じています。

 

最近では、県内だけでなく、全国から佐那を想って、お墓参りに

いらっしゃる方がいるそうです。

 

で、なぜこの山梨で眠っているかというと・・・

 

小田切謙明という山梨県を拠点に活動していた自由民権運動家がいました。

佐那は千葉道場に家伝としてあった灸で灸治院で生計をたてていました。

謙明はその佐那のもとに病気療養のため妻、豊次を同伴して通い、親交を深めていきました。

 

謙明が亡くなったあと、佐那は山梨に謙明のお参りと豊次に会いにきたそうです。

（なんと、その当時のことが新聞で報道されているようです。すごいですよね！）

 

で、なぜ山梨かというと、

 

佐那は亡くなったあと東京谷中にねむっていたのですが、豊次がお参りにいったところ、

訪ねる人がいないさみしいお墓だったので、これでは忘れ去られてしまうとおもい

遺骨を分けてもらい甲府にある小田切家の墓所に埋葬したそうです。

 

今、佐那のお墓には、浜辺の石がたくさんあります。

それは、長年にわたり「桂浜の石」といって、龍馬と佐那を想うファンたちが持ち寄っているからだそうです。

忘れられてはいけないという豊次の意志は、ちゃんと伝わって受け継がれていました。

 

山梨と龍馬・・・

 

接点がないようですが、意外と深くあり、

ハナミズキに誘われててか龍馬に呼ばれてか

こうして歴史的な場所で手を合わし、その歴史を勉強でき、ありがい気持ちでいっぱいです。

 

甲府駅から、徒歩１０分くらいなので、甲府に来た際は

 

ぜひ！！

 

ちなみにストラップ型のお守りもうっています。

 

今人気だそうです。

この記事のコメントは受け付けていません。